「ポンコツおやじの闘病記」Chapter6.(番外編第二話)

⬆こちらは今朝6時47分の日の出。「初日の出」を拝むには絶好のポジション。
退院が年明けになったら、元日はこのフロアーの入院患者でごった返すのかなと思い
先に撮っておきました・・・。
昨日(27日火曜日)は抗菌薬の点滴も外れて、ほぼ自由の身になったので(心電図と酸素の電極はまだ)
散歩の許可を頂き「㋖」迄。
まあまあのレフトブレークでしたが不思議な事に
サーフィンしたいなあと、思わない自分に驚く。

帰りに犬の散歩中の「田原ヒロエ」元プロに遭遇。
バレないかなと思ったら、カラダから伸びている電線みたいのに気づき
「アレ〜どうしたんですか?」「血液に細菌が入って」それ以上は聞かれなかったので
余計な事は言わずに「でもソレが無かったら、全然普通の人みたい」
(恐らく健康体という意味と解釈。良く「変わっている子だねえ〜」とか言われながら
育って来たのでそのワードには過敏になる)
波打ち際から撮っても、全部入り切らない程大きな病院。
夜になるとこんな感じ。

して一夜明け、本日(28日水曜日)
小説も漫画も読み尽くして、新しいの買いに行くかな等と思案していると

女医さん登場!!!
先生「鈴木さ〜ん、今朝の血液検査の結果問題無いので、明日退院出来るけどどうします?」
患者「それは有り難い、勿論退院します。色々お世話になりました」
いつもはソファーにだらしなく座りながら会話をしているのに
その時は気づいたら、直立不動で頭を下げていました・・・。

という事で、正式に明日(29日木曜日)退院の運びとなりました。

 

実は今回の話は、これで終わりでは無く
初めて触れますが、私のふたつ上の姉が先々週辺りから目の調子が悪く
眼科医を受診したところ「網膜剥離」と診断され、19日(月曜日)から入院して手術を行い
明日退院との事、発症から入院・退院迄同じこれは単なる偶然ではなく
私達には思い当たるフシが有り、皆さんも先祖は大切に敬った方が良いですよ
という「世にも奇妙な物語」的なエピソードでした・・・。
ここではこれ以上は書けませんので、もっと詳しく知りたい方には対面でお話します。
年が開けたら墓参りに行こうと思っています・・・。

ちょっと背筋がゾッとしたところで、最後はほっこりと締めますか
今日からお粥を卒業して普通食、
おいおい一発目からこれかよ、先にちゃんと骨を外してと・・・。
続くかな・・・。

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「ポンコツおやじの闘病記」Chapter5.(番外編第一話)

一昨日「最終章」にて、真相を告白したにも関わらず、何のリアクションも無く
結末をあんなに楽しみにしていた声が多かったのに
やっぱり心配したりしたのが、バカバカしくなって呆れられたんだ・・・。
と悶々としながらテレビを観ていたら「アッそうか世間はクリスマス・イブか」なる程ね〜〜
ここで働いている皆さんは、そんな事は「おくびにも出さない」ので
あえて話題にしてみようと、夜勤の若い看護師さんに
患者「クリスマスイブなのに、彼氏とデートじゃないの」なんて聞くと
今はセクハラで一発退場なので「こんなおっさんの世話してて大変だね」とこれもOUTか!?
看護師「この仕事を選んだ時点で、そんなイベントや正月も関係無いです」とピシャリ。

して、翌日(25日)くだんの女医さんが、朝の巡回に来てくれて「鈴木さんその後体調どう?」
「あれ、今日日曜日なのに出勤してるんですか」「そうよ昨日からの夜勤明け」
そこでまた懲りずに例の話題を「折角のクリスマス・イブだったのにねぇ〜」と
先生「あれ〜じゃあ今日クリスマス!?」
そう来たかと思うと同時に「彼氏が寂しがらないの」なんて青臭い言葉を発している自分に
笑いながら「彼氏〜あたしもう子供が居るのよ・・・」
患者「・・・・・・・。」チーン。俺は「寅さん」か・・・。
業務連絡「M田君」という訳で、あなたのリクエスト(合コン)にはお応え出来ませんでした。
こうして「ケーキを食べない」クリスマスは終わりました・・・。

して今日は12月26日(月)今日の昼食から「流動食」が解禁。
やったぁ〜11日振りのメシだ!

◆本日のお品書き
「中華風煮」「3分粥」「ほうれん草ツナ煮」「清汁」「梅びしお」
すみません全くもって「映えない」料理の写真で・・・。
ゆっくりと味わいながらもアッという間に完食。
徐々に慣らしていき28日には、普通食にチャレンジです。

ここでまた女医さん登場(いつ休んでいるのだろう?)
先生「血液から細菌も無くなり、回復が早まっているので、年内に退院出来るかも」
患者「マジすか、それは嬉しいです」と言ったものの(一抹の寂しさが・・・)
先生「お正月明けに通院で経過を診させて下さい」患者「ハイ」(やったぁまた会えるし)
コンビニも自由に出入り出来て、何でも買って飲んだり食べられるけど
先生の言う事を聞いて、ちゃんと良い子にしてたご褒美だと思い
正月は餅を喉に詰まらせたり、酒を飲み過ぎたりせぬよう気をつけねばと決意も新たに。

色んな管が外れて来たので、そろそろ復活に向けてカラダを作らねば!
この病院は何でも有ります、レストランで酒も飲めるし。
自己管理の出来ない病人にはヤバいね。


コロナで面会禁止なので、洗濯物と交換で着替え等と一緒に差し入れてもらいました。

続くかも・・・。

 

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「ポンコツおやじの闘病記」Chapter4.(最終章)

その10. 鴨川ライフ6日目「断食生活」通算8日目。
一昨日その9.でCTや血液検査の結果が良好で「シャワー」や「水」がOKになり
退院の日も近いかなと「ヌカ喜び」をしたのも束の間
昨日になり「血液から細菌が見つかったので「抗菌薬」投与を1週間延長します、
退院はその結果次第という事で。」
10本しか無い指で数えたら来月2日以降となり、やっぱり個室にしておいて良かったと
思うと同時に15,000円×15日=ワオ!?(値上がってるバリにも充分行ける)
それ+治療費=(なぁにぃ〜!!やっちまったなあ!!〜)状態。クールポコどこ行った!?
体の心配より金を心配する有様・・・。
落ち込んでいても仕方ないので、気分転換に院内のサロンでサッパリする事に

ア〜そうだったそうだった、そんな事はどうでも良くて「真相」でした。
メールやラインで「結末が楽しみです」とか「悶々とはしてませんワクワクしてます」
等など頂き。アッ!今も「メリークリスマス、女医さんと乾杯でも!結末もったいぶってんじゃねえよ」とのラインが
全く人の病気を何だと思ってるんだ。って「おメエがやってんだろう」と総ツッコミの嵐。
本当の事を言うと、退院の目処も立たないうちに告白する気持ちになれなくて・・・
何だかんだ言っても私も生身の人間なので
メンタルが崩壊しない様に、まずは自分が明るく楽しく前向きにとこんなカタチに。
一番の理由は留守を守ってくれている「妻」に負担がかからない様にかな(高感度UP間違い無し)

この先には「グロい」画像が登場しますので、苦手な方は心して・・・。

 

 

 

その11. 時を戻そう、19日(月)の「かかりつけ医」での胃カメラのクダリから

ナナナなんと正体は14日(水)に食べた寄せ鍋の「鯛の骨」が食道下部(胃の入口手前)で
まるで進入禁止の標識みたいに刺さっていた。詰まっていたのは「血管」ではなく「骨」
(Chapter1.の「寄せ鍋」のイメージ写真に伏線が張られていました
気付いた方は、相当の推理小説マニア。)
先生「こんなの医者人生で初めて見たよ」「良く平気だったねぇ〜」
患者「平気じゃねえし、だから痛え痛えってまたここに来たんじゃないすか」

 

その12. この状態ですでに6日が経過しているけど、亀田病院に向かいながら
「抜けたら帰りに何喰うかな、ビールも飲んじゃおっかな・・・」等と浮かれている私に
「おめえはホントに人騒がせな大馬鹿野郎だな」と、運転中の妻の冷たい視線を浴びながら
救急外来へ到着、待つ事小一時間。
診察室へ通され、キーボードをカチャカチャやりながら「魚の骨が食道にねえ・・・」
先生「ここへ来る前に内視鏡で確認してるのだったら
造影剤を入れたCT検査からやりましょう」
患者「先生、それ前入院してた病院で撮りました」
先生「エッ撮ったの、まあ心臓医なので見逃すという事も無くは無いが」と
言いながらなにやらコンピューターを操作して、
先生「ああこれだこれだ」と日付をクリック(アソコは亀田グループなのでアクセス出来るのか)
先生「ん〜写ってるなあ、しかも食道を突き破ってる」「これは単純に魚の骨を抜くレベルでは無いので、体制を整えてからお呼びしますのでお待ち下さい」
なんだ見逃しかよ、そう言えば「夕飯は何食べましたか?」なんて、一度も聞かれて無いし。
まあ雑炊と一緒に飲み込んだ私が一番悪いのですが・・・。

 

そうこうするうちにまた診察室へ呼ばれ、今後の「食道異物除去」についての説明が
①一番理想な展開は内視鏡で除去。
②それに伴い出血。
③①が難しい場合は外科手術で食道を開いて除去。この場合近くの動脈を傷つけたりして
大量出血のリスクが有る。輸血の承諾。
いずれにしても6日も経過していて、膿が目視出来るほどで空気も漏れている。
今後感染症を発症した場合は、合併症などの難解な専門用語が次々と・・・
途中からほとんど頷くだけで、正直良く覚えていません。
ただ脳裏をよぎったのは「あんだクニオはよ〜魚の骨がつっけえて死んだらしいど〜」と
房州弁をうんならかして、苦笑する近所の方々の顔が浮かび我に帰る。
感染症の先生曰く「6日も経過していたら感染症になっていてもおかしくなく
年齢の割には免疫力が高いのですねえ、口の中を見せて下さい。」
「なる程歯もちゃんとあるし、タバコも吸わないのも良かったですね」と
お褒めの言葉を頂き、いつもバランスの取れた食事を作ってくれている妻に感謝感謝。
結果、内視鏡の名医の手により①でコンプリート。
心配されていた穴も、小さめだったそうです。

翌日20日(火)に例の女医さん(外科医)に、どうやって出血もせずに取ったか聞いたら
「まず半分に切って片方ずつ抜いたのよ、あの先生部長で腕が良いからお願いしたの」
それはどうも有難うございました・・・。
骨の長さは3cm位で画像左から右にかけて、斜めに突き刺さっていたとの事。
喉や口の中だと違和感が有り気付くけど、真っ直ぐにストーンと落ちて
アソコで引っかかったのでしょう。もっと奥だったらと思うと恐ろしや恐ろしや・・・。

時は今。

退院が年越しになり、残念ながら年末のご挨拶をする事が出来ませんので
この場を借りて(!?)
今年も一年、公私ともに大変お世話になりました。
また今回の件では、ご心配をおかけして申し訳御座いませんでした。
また、来年もよろしくお願い致します。

尚、年末は休まず31日迄、年始は2日からの営業となります。
妻が切り盛りしてますので、どうぞお立ち寄り下さい!

ちとまだ早いか、もう一回位登場するかも・・・。

私の「三種の神器」テレビにPCに本が有れば、あと10日位ナンクルナイサ〜。

 

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「ポンコツおやじの闘病記」Chapter3.

その9.  鴨川ライフ4日目「断食生活」通算7日目。
午前中のCTや血液検査の結果が良好で、鼻から食道付近に通していた管が外せる事になり
これが無いだけでかなり動き易い、しかも「水」に限り少しずつなら飲んで良いって!
因みに担当医は30歳(推定)位の女医さんで、初めて診察してもらった時から
妙に馴れ馴れしい(良い意味で)「鈴木さんタバコは?」「40年位前に止めました」
「あらそう、1日何本位吸ってたの?」「20本かな・・・」
「お酒は?」「飲みます」「週何回」「4〜5回かな」「へえ〜休肝日有るのね」
「量はどの位?」「日本酒、焼酎、ウィスキーだと4〜5合、ワインなら1本かな・・・」
「凄〜い。そんなに飲めるの」と目を輝かせていたので
「退院したら一緒に飲みに行きますか?」と、思わず口走りそうになった・・・。
勿論、生活習慣を尋ねているのは、流石の私でも分かりますが
事務的な一問一答では無く、一言一言に温かみが感じられ
これが「患者に寄り添う」という事なのかと
客商売をしている我が身を振り返る。
そんな女医さんの「今日の午後から水を飲み、週末迄様子を観て
順調なら来週からご飯を少しずつ、そんな感じで行きましょう」の言葉に従い
もうしばらく鴨川ライフは続きそうです・・・。

コンビニに行ったついでに、太陽も浴びて来ました。気持ち良い!

 

今日はここ迄。

胃カメラに写っていたものは何なのか、病名は何なんだと
悶々とした気持ちにさせてしまい、申し訳ございません。

次回は最終回にしますので、勘弁して下さい・・・。

続く・・・。

 

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「ポンコツおやじの闘病記」 Chapter2.

Chapter1.をご覧になって無い方は、入場禁止。というのは冗談ですが・・・。
この闘病記は特定の個人・団体を含めて
決して誰かを誹謗中傷したり、、ディスっているのでは無く
24時間「寝る」か「お小水」しか出来ないおっさんの
暇つぶしやボケ防止対策なので悪しからず・・・。

 

その7. 19日の月曜日は千倉の「かかりつけ医」にて胃の内視鏡(胃カメラ)検査。
ここ迄が長かった〜ようやく私の体の中の異変が、分かるかと思うと
ファイバースコープの苦しさなんて・・・。
先生「ハイ喉を通過〜食道入ります〜入りました。う〜〜んなんだこりゃぁ!!!!!!
「はい、検査中止!」「ウチでは対応出来ません」「安房地域医療センターに連絡します」
患者「すみませんあそこだけは勘弁して下さい、それにまだ入院費払ってません」
(20日火曜日に妻が支払い済み)
時系列と言っておきながら、男らしく無いですがちょっとワープします。
この手法は私の好きな作家「伊坂幸太郎」の常套手段。

その8. して時は22日水曜日。
誰もが知る超有名ホスピタル滞在3日目、ようやく院内コンビニへの外出許可がおり
部屋から出るので、身支度を整え(いつもとなんも変わらんけど)

この左側に写っているのが、私の相棒24時間ひと時も離れません。
この複雑なチューブや電極がまとわりついて、寝た気がしないけど
今じゃ親近感が湧いて来ました、犬の散歩みたい(俺がつれられてる)
普段は素通りするけど、匂いがたまらん〜

以前はもっと書籍のスペースが広かったけどな・・・と眺めていると
有った!伊坂幸太郎「砂漠」これは読み逃している。Oh!良いことありそうな予感・・・。
年賀状の宛名書きは昨日で終わったので、今日は読書かな・・・。
今回の入院は1〜2週間と言われたので
クリスマスでウキウキする程の歳じゃないけど
大好きな「紅白歌合戦」や正月の「おせち番組」は心置きなく観たいので
奮発してKタワー。お見舞いでは何度となく訪れてましたが、泊まるのは初めて。
いやあ快適です。部屋は広いしテレビも見放題、電話もOK。
素泊まりで15,000円弱ですが、コスパは十分有ります。
「全国旅行支援」使えるのかな・・・。

 

今日はここ迄。
実は患部の処置はしたのですがその後の感染症や、最悪の場合は再手術の可能性も有り
まだ終わった訳では無いので。
手放しで浮かれているとド〜ンと落とされるのが、いつものパターン。
くわばらくわばら。

続く・・・。

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