New Boardの話

今朝は、真剣にサーフィンをしている人向けに、真面目な話を少々。
サーフショップを生業として20数年が経ちますがやっぱり一番嬉しいのが、お客さんがオーダーしたボードの調子が良くて乗り手は変わっていないのに、別人の様に素晴らしいパフォーマンスをする事。上の「粕谷」君ですが、183cmと身長が高い事から(体重は72kg)今迄は6`0~6`1に乗っていましたが、今回は思い切って「5`9」をオーダー。
以前「OGAMAさん」の、サーフクリニックを受けた時にもオガマさんから「自分でシェープしておいて言うのも何なんだけど、今はもっとアウトラインや厚みロッカーが、更に改良されているので、もっと良いサーフィンが出来るから」と、ニューボードを作る事を勧められていましたが、以外と革新的な事に踏み切るのが、苦手な性格の様でして
すぐにオーダーには踏み切れずにいましたが
昨年の全日本マスターチャンプの「2016モデル」の左をshapeimage_47_1
乗せてもらった時に
手応えを感じた様で、満を持して全く同じスペックでオーダー。
昨年青山君を優勝に導いたボードも、彼にとっては「マジックボード」でしたので
次のオーダも「全く同じモノ」を、と言うリクエストに成りがちですが
そこはオガマ教授とのミーティングにより、更に進化したモデルになった様です。
ちなみに「良く動く」と言う表現をする方がいますが、ターンもしてないのに動いてしまうのは、ペラペラなノーズがただ左右に振れているだけで「左右のレールの反発」を
ちゃんと使ったターンは出来ていません・・・。
ちなみにこのモデルは、センターの厚みは6cmで、ノーズも厚めでワイドですので

「ちゃんとしたターン」の出来ない方には「動きません」ので・・・。
粕谷君曰く「もっと早く作っていれば良かった」そうです・・・。

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| カテゴリー: サーフィン

2016 SC ツアー in Bali

シンプルにサーフィンをする事だけを、目的に旅をするなら
今回訪れたこの地は、正にそれにふさわしいディストネーションと言えるだろう・・・。目が覚めたら徒歩30秒のビーチで、こんな波を見ながら歯を磨き
バナナの一本も、軽く口にしてからパドルアウト。ちなみに6時に夜が空けて、一時間経過しても「Nobody in the sea」(合ってんのかなあ・・・)
日本では、いやバリの他のポイントでも考えられない事。それこそ、初日から二日目位迄は「混む前に、風が吹く前に」と、先を急いでしまいましたが
空いている理由は簡単、ここでサーフィンしているのは
この辺りのコテージやホテルに、滞在している方がほとんどでたまにクタ方面からの
ツーリストが2~3組いる程度で、海で逢うのはほぼ毎日同じメンツ。
人の事は言えませんが、みなさんお歳をめした方が多く、とにかく大人の振る舞いでフレンドリー。なので、私達もそのリズムを崩さぬ様に気を付け
「自分の所へ来た波だけに乗る」の繰り返し。
そんな楽園は、大切にしたいと思うので、ここがどこかはあえて伏せさせて頂きます。
まあバリ通の皆さんなら、ご存知かと思いますが・・・。
初めてバリに来た1980年来バリの虜になり、幾たびと訪れましたが
その「楽園」はカタチを変え、ついに私の中で「もうバリはいいや・・・」と
その後、スマトラ半島の最北端に始まり「楽園」を求めて各地を彷徨い続け
一時期は「ロンボク島」に、毎冬身を寄せていましたが、そこへも開発と人の波が押し寄せてしまい結局は再びバリへ、ここもこの先どうなるのか分かりませんが
取りあえず今は、お気に入りのディストネーションのひとつです。

今回の旅のメンバーは私を入れて7名。大学生チームとオジさん達。
自分に置き換えると、親父より年上の人と旅は勿論酒も飲んだ事も無いので
まったく分からないけど彼らに、俺達はどう映っていたのだろうか・・・。

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 バリ最後の晩餐。
サーフィンしてメシ食って、又サーフィンして、ビンタン飲んでメシ食って寝ての繰り返しだけの旅を、コンプリートした若者達。こんなんで、良かったら又行こうぜ!

             

 

さてさて、次は何処へ行こうかな・・・。

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SCバリツアー2015

2015年3月1日(日)掲載

昨年の「20周年記念ツアー」でも、12名しか参加しなかったのに

特に何の告知もしませんでしたが、10名もの参加を頂きました。

実は店を始めた頃から、この閑散期に海外へトリップに行くのが、恒例となっていましたが

当時と言えば、私もまだ今よりは若くて元気だったので

トリップに行っても周りに目もくれずに、連日サーフィンに明け暮れていたせいか

年々メンバーが減って行き、ていうかと二度と行かなくなる方がほとんど

私も馬鹿じゃないので、理由は薄々分かってはいましたが

「俺に、付いてこれないやつはいらない」的に、イキガっていたので

しまいには「カミさん」と、二人だけに(この頃は妻はまだサーフィンをしてない)

それでも二人で、あちこち旅を続け5年程したら、当時を知らないお客さん達から

「良いですね~僕も女房と一緒に連れてって下さい!」とか

「新婚旅行でバリに行くので、ロンボク島で合流しましょう」なんて声で、またツアー復活。

ただ残念な事にそのカップル達は、数年後には二組共離婚したみたい。

でもそれは、私のせいじゃないので悪しからず・・・。

そんな紆余曲折を経て、数年前から又またツアー再開。

まあ今のところ、リピーターが多いので取りあえずは「嫌われてはいない様です」

ていうか、正直みなさん凄過ぎます。

「朝は早いし」「海からは上がって来ないし」「夜はずっと飲んでるし」私は付いて行くのがやっとです。

歳を重ね学んだ事の一つに「人にはみな自分のペースが有り、それを尊重しながらの団体生活」

それには、移動の無いビーチフロントにステイしての、トリップが一番!

本気で波を当てに、あちこちモバイルするなら、せいぜい2~3人がベストですが

今の自分には、このスタイルがストレスフリーで、サーフィンに集中出来ます。

(アッ、でも観光もしたい。なんて思っている人も居るのかな・・・。)

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